読書の効能と、どうすれば読書を人生に役立たせられるかに触れた一冊。
ボリュームはそれほどでもなく、サクッと読める一冊だった。
その意味では、著者の言う読書の奨めの通り、読書の習慣がなくて、読書習慣を付けつつ、読んだ内容を人生に役立たせたい、と思っている人にとっては最初に読む良い1冊である。
序段で読書の効能や役割について触れているが、その表現が楽しい。
曰く、「本とは、人生の攻略本。人生の攻略本を読まないなんてもったいない!」(意訳)
人生の攻略本を読まないなんてもったいない!
本とは、人生をRPGに置き換えたときに、その攻略本でありバイブルである。それを読むのが読書。
探せば「歩くとはどういうことか?」というレベルのニッチな本だって見つかる。
本来ならば試行錯誤の上クリアしていく試練や障害の攻略法が書かれているのが本なのだから、読まないなんてもったいない!
本文中にそこまでは書いてないので、半分は意訳だが。
それなのに、それなのに、それなのに、
とある調査では1ヵ月で1冊も本を読まない人が47%にも達して、何と嘆かわしく、もったいないことか!
これも意訳だが、そのようなことが書いてあった。
RPGの攻略本=書籍
個人的には、「RPGの攻略本=書籍」には、半分ほどしか納得できない。
というのも、試練の乗り越え方、障害の取り除き方、ダンジョンの地図やアイテムの手に入れ方など、そのそれぞれの場面に於いて、「攻略本を謳った書籍」のなんと多いことか。
しかも、その多くが必ずしもその現象に合致するものではないからである。
もちろん、それらの書籍が役立たずというわけではない。
必ずしも今必要なものでなかったり、説明不足と言わざるを得ない内容であったり、その現象に合致するものではなかったり、すでに書き換えられた古い内容であったり。
全くの無用で、へのツッパリにもならない書籍がある事も否定はしないけれど。
三代前の勇者がダンジョンの地下50階まで攻略した時攻略法が載っているけれど、実はこのダンジョン、すでに地下300階まで攻略されていて、その攻略本も安価にでまわってるんだ、なんてことも少なくない。
そういった意味では、必ずしも「RPGの攻略本=書籍」には納得できないのだが、書いていてだんだんと、それでこそRPGじゃないか、と感じていたりもする。
攻略には攻略本が必須で、その攻略本を探す旅に出ないと! たまには偽書もあれば古い情報しか載っていない古書の攻略本もあるけれど……ってな感じ。
それを考えると、ダンジョンの正しい攻略本を見つけるよりは、自分の人生に役立つ攻略本を見つける方が簡単かもしれない。
そうなると、その旅こそが読書であり、そこが読書の醍醐味であり、本文でも推奨している多読・並行読書につながり、内容を自分のものにするためにまとめ、アウトプットすることではないだろうか。
高速読書の試行とレビュー。
高速読書の方法を用いて、最初の15分で通して読んでドッグイヤーを付け、2回目でそこからキーワードを抜くという方法で、読書ノートのレビュー以外の項目を30分で埋められた。
高速読書については「速読は挫折していたけれど、これなら出来そう高速読書。「死ぬほど読めて忘れない高速読書」」に詳しい。
ま、この本ボリュームがそこまで多くないので、このボリュームで30分というのはまだまだ遅いのかもしれない。
レビューを書く材料がそろうところまで、30分で難なく終わるようになることが一つの目標である。
ちなみに、このレビューを書くのにも30分ほどかかっているので、1時間で、1冊の読書からレビューまでを終わらせた計算になる。
それはそれで良いスピード感かもしれない。
これで1300文字なら、まあ、まずまずか。


